広がる、ママの笑顔の輪ーママ向けサークル「ひまわり」
この記事は、2022年6月23日に「つばめの森」で公開された記事のアーカイブ版です。
突然ですが、皆さんは「子育て」にどんなイメージを持っていますか?
楽しそう、幸せの象徴、大変そう、いつか経験するかもしれない、想像したことがない…さまざまな声が聞こえてきそうです。
産休や育休をきっかけに、社会的なつながりが薄くなってしまいがちな子育て中のママ。コロナ禍がそれに拍車をかけ、気軽に子どもを連れて遊びに行ったり、人とつながったりする機会が減ってしまい、孤独感を感じるママも多いようです。
そんな子育て中のママのつながりをつくるために、紫波町内で活動しているサークル「ひまわり」にお邪魔しました。
いつから活動していますか?
松澤さん:第三子出産のため、実家のある青森県に里帰りして、紫波町に戻ってきたのが2022年の1月でした。紫波町にもママが気軽に集まれたり、つながれる場所が欲しいと思い、2022年4月に立ち上げました。
伊藤さん:私は子どもを産んだ直後は沿岸部に住んでいたのですが、「ひまわり」が立ち上がった頃に、出身地でもある紫波町に戻ってきました。Instagramでサークルの存在を知って、それからずっと参加しています。
佐藤さん:私は盛岡在住です。盛岡の子育てサークルにも所属しているのですが、あちらは人数が多くてイベントなどの予約がなかなか取れなくて…。このサークルは実家に寄る道中ということもあって、気軽に参加できるのでよく参加しています。
牟岐さん:私は、乳幼児健診で松澤さんに声をかけていただいたのがきっかけで、今回初めて参加しました。友人は平日に仕事をしていて誘いづらかったり、子どもを連れて行く場所もマンネリ化しがちなので、こういった場所はうれしいです。
どのようなイベントを開催していますか?
松澤さん:今回は「アロマスプレー作り」ですが、メンバーの方にやりたいことや要望を聞いたり、講師になってくれる方を紹介いただいたりして、英語リトミックやベビーマッサージ、味噌作りなど、さまざまなジャンルのイベントを週1-2回のペースで開催しています。
現在、メンバーは何人いますか?
松澤さん:立ち上げから2カ月とはじまったばかりですが、紫波町を中心に、北は盛岡、南は花巻の方まで、現在は約50人のメンバーがいます。立ち上げから携わってくれた舘澤さんをはじめ、いろんな方から講師を紹介してもらったり、温かいお言葉をいただいたりして、活動が成立しています。本当にメンバーの皆さんのおかげだなと感じています。
松澤さん:心がけているのは、参加しやすい価格設定をすることと、「輪」をつくることです。育休中や主婦の方は、自由に使えるお金が限られているので、参加費は会場費も含めて1,000円以内に収めるようにしています。
また、月に一度は、「お茶会」と称して、“ママが集まってお話しするだけ”の会を企画するようにしています。
私自身、育児中は時間があるからこそ、他の人と比較してしまったりしてネガティブに考えてしまうことが多かったんです。でも、サークルを立ち上げてから、本当に毎日が充実しているし、子どもとまっすぐに向き合えているなと感じます。
「社会との繋がりを持てる場がほしい」「同じ悩みを経験した・しているママと話したい」「共感できる仲間がほしい」という想いが叶う場所づくりを今後もしていきたいです。
悩んだり迷ったりすることもあるけれど、力になってくれる仲間がいる。
ママの笑顔で、子どもが笑顔になる。子どもの笑顔で、ママも笑顔になる。
笑顔の輪が広がれば、紫波町がもっと明るく元気な町になる。
そんなことを感じた時間でした。
話を聞いた人
ママ向けサークル「ひまわり」
「太陽のように輝くお子さんを、ママがひまわりのようにまっすぐ見つめる」がサークル名の由来。2022年4月に活動開始。参加を希望する方は、InstagramよりDMをお願いします。
Instagram:https://www.instagram.com/himawari.shiwa/
記事を書いた人
冨澤有華
紫波町1年生。取材と称してアロマスプレー作りも体験。
ストレスに効果のある香りばかり選んでしまい、少し心配される。